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国内の動き

これに先駆けて、スタンフォード大のシンポジウムでも講演。「シリコンバレーではビッグデータなど新しい概念が生まれている」とし、その概念を取り入れるためにも「中小企業のトップを含む経営者を、シリコンバレーに送り込む必要性を感じた」との考えを示した。今後5年間で、日本の200社を選び、随時シリコンバレーに送り込む「シリコンバレーとんほんの懸け橋プロジェクト」について公表した。

http://toyokeizai.net/articles/-/68551

安倍首相は、スピーチの中で、新プロジェクトとして3つの架け橋を打ち出しています。

「制度だけをまねるのではなく、ヒトも、企業も、頭の先から足の先まで、シリコンバレーの文化を余すところなく吸収し、その色に染まりきってもらうのです。日本の素晴らしい技術を持ち、やる気に満ちあふれる優秀な人材に、思い切ってシリコンバレーに飛び込んでもらおう。日本の中堅・中小企業に、シリコンバレーの荒波に漕ぎ出してもらおう。私は、そんな思いで、シリコンバレーの皆さんとともに、新たに、『シリコンバレーと日本の架け橋プロジェクト』を立ち上げたいと思います」 

■企業の「架け橋」 ・日本には、世界に誇る技術力を持ちながらも、地域でくすぶっている中堅・中小企業がたくさん存在しています。こうした企業から、5年で200社を選りすぐって、シリコンバレーに送り込み、スタンフォード大学、米日カウンシルの支援の下、一線級の投資家やデザイナーにもまれ、全く新しい会社として生まれ変わることに挑戦してもらいます。

■ヒトの「架け橋」 ・ベンチャーに挑戦するヒト、大企業で新事業に挑戦するヒト、ベンチャーへの投資に挑戦するヒトを、毎年100人募集します。この中から、選りすぐりの30人をシリコンバレーに送り、この地の投資家や起業家に企画をぶつけて、世界に通用するか、新たな事業の立ち上げに挑戦してもらいます。 ・スタンフォード大学と東京大学、大阪大学、東北大学が提携し、バイオ医療分野において、共同で世界最先端の教育プログラムを作ります。そのプログラムを通じて、この分野のイノベーションを担う人材を育成します。

■機会(チャンス)の「架け橋」 ・日米の大企業、中堅・中小企業、ベンチャー企業によるネットワーキングやビジネスマッチングの大規模イベントを、東京とシリコンバレー双方で開催します。日米の国境を越えた事業提携、投資、事業再編(M&A)を大いに進めてまいります。

http://toyokeizai.net/articles/-/69247