レーザーカッターの使い方

レーザーカッターを使用する際は、Illustratorというソフトを使用します。


Illustratorの操作

Illustratorを起動し、メニューより「ファイル」 > 「開く」を選択します。


作成したファイルを選択し、「開く」を押します。


画像を開きましたら調整を行います。
変形という箇所で画像のサイズや位置を変更することができます。
変形が表示されない場合、メニューより「ウィンドウ」> 「変形」と選択することで表示させることができます。


今回の場合は下の設定で出力します。

X:1mm (X座標の位置)
Y:1mm (Y座標の位置)
W:50mm


画像の調整が終わりましたら出力の設定を行います。
メニューより「ファイル」> 「プリント」を選択します。


この画面の設定を2箇所変更を行います。
 1.用紙の方向の自動回転のチェックを外す。
 2.オプションの配置を左上に設定する。


変更することにより、配置の原点のX、Yがそれぞれ0になります。
次に画面左下にあります「プリンター」を押します。


プリンターの選択で「MercuryIII」を選択し、「詳細設定」を押します。


History Fileより使用する素材や加工方法を選択します。
対象の物をダブルクリックすることで設定値を読み込むことができます。
※Mirrorにチェックがついている場合、出力される内容が左右反転されますのでご注意下さい。
次に「pen」タブを選択します。


ここでは色ごとの出力設定を行います。
現在の色の設定では、黒で描いた部分を彫刻、赤で描いた部分をカットの出力設定になっています。
変更する値はSpeedとPowerです。 値を変更しましたら「OK」を押します。

Speed
レーザーを出力するヘッドの早さで、小さいほど遅く、大きいほど早くなります。

Power
レーザーの出力で、大きいほどレーザーの出力が強くなります。


この画面に戻ってきますので、「完了」を押します。
この操作をすることで設定が保存されます。
出力時はレーザーカッターの本体を起動後、ここで「プリント」を押します。


レーザーカッターの操作

ここからはレーザーカッターの動かし方の説明をします。


本体の向かって右側面に電源スイッチがありますので、ここを押して「I」にします。


スイッチを入れると起動音が鳴り、初期動作が始まりますので、ヘッドの位置が左上に移動するまで待ちます。


起動が終わりましたら、レーザーカッター上面にあります蓋を上に上げます。


加工する素材をヘッドの下に置きます。
ヘッドの右側にありますピンが高さを調整するセンサーになりますので、その下に素材を置くようにして下さい。


オートフォーカス機能を使用します。
これは素材とヘッドの距離を適切な位置に調整してくれる機能です。
液晶の隣にあります「AutoFocus」を押します。

この機能を使わない場合は、「▲(上昇)」ボタンと「▼(下降)」ボタンにより調整します。


AutoFocusを使用すると、このような位置に移動して停止します。


液晶画面はこのような画面になっていますので、「F1」を押します。


ここまでできましたら、Illustrator側から出力を行います。
この画面から「プリント」を押します。


データ転送が終わると液晶にファイル名とレーザーの出力値が表示されます。


レーザーカッターの下にあるスイッチを踏み、コンプレッサーの電源を入れます。


レーザーカッターの右側にある集塵機の「ON」を押して電源を入れます。


コンプレッサーと集塵機の電源が入った事を確認し、レーザーカッターの「Start」を押します。


カット後、終了のアラームがなりますので、コンプレッサーのスイッチを踏み、集塵機の赤い「OFF」ボタンを押し、それぞれの電源を切ります。
これで加工完了です。

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